禅塾

平常日程

禅塾の普段の生活を紹介します  

朝の行事

  • 開静




禅塾の朝は、鈴の音から始まります。
チリンチリンという大きな鈴の音とともに、殿司が大きな声で「かーいじょー」と叫びながら、禅塾内を駆け抜けます。
自室前を通り過ぎたことを確認した後、塾生は素早く洗面し、衣に着替え、部屋を整理し禅堂に入堂します。


  • 法鼓(ほっく)



毎朝当番の人が法鼓をならします。その法鼓を合図にみんなが動き始めます。
役割にあたっていない人達は禅堂に詰め、大衆の一員として、法鼓の音とともに仏間へ朝課のため出頭します。
役つきの人は、典座、維那(いのう)、魚鱗。そして、導師です。


  • 朝課諷経(ちょうかふぎん)



毎朝のおつとめの時間です。
魚鱗は殿司班一回生、維那(いのう)は殿司班二回生がそれぞれ交代で担当します。
後期になると、維那も一回生に引き継がれます。  

普段の朝課の導師をつとめるのは二回生です。雲水袈裟とはちがい、数珠、中啓も持ちます。
また、坐具の広げ方、三拝、焼香の仕方も 一通り練習します。
導師もまた、後期になると一回生に引き継ぎます。


  • 典座(てんぞ)



典座といって、一般的に台所です。
ここで、粥座(朝食)、薬石(夕食)が 作られています。
通常、学校があるため齋座(昼食)は、禅塾では出ません。各自自由に食べます。


  • 開板(かいはん)



お寺の世界での、時刻を知らせる合図です。
禅塾では、朝課終了後、午後七時(門限)、解定前の3度鳴らします。


  • 韋駄天諷経(いだてんふぎん)



禅宗寺院の庫裏を鎮護する、韋駄天さんにも お経を唱えます。
韋駄天さんは、足の速い神さまなので、お経も速く唱えなければなりません。


  • 朝の坐禅



坐禅をして、心身共に自己を見つめ直します。
朝は、朝課後から粥座の支度まで坐ります。


  • 雲板(うんぱん)



粥座(朝食)の準備が整った時に支度五声を鳴らします。
そして、禅堂から仏間へ出頭するときも決まった型で、鳴らします。


  • 正飯(せいはん)



粥座(朝食)です。坐を組みお経をお唱えして食べます。
食べるときは、私語、物音を一切出しては いけません。三黙堂の一つです。


  • 飯台看(はんだいかん)



粥座は正飯なので飯台看が付きます。漬け物、ご飯、味噌汁を給仕します。


  • 二番座(にばんざ)



飯台看、典座の人が、粥座の残りを責任を持って、食べきります。


  • 点呼



粥座後、一階のホールに集合してます。
全員揃っているか確認し、塾頭さんから挨拶を受けて、気持ちを引き締めて掃除を始めます。

  • 日天掃除(にってんそうじ)



毎日分担を分けて、居室フロアから浴室、禅堂、外まで掃除します。
日曜日は、日頃できないところをすみずみまで大掃除をします。


  • 礼会(れいかい)



日天掃除終了後、禅塾生の代表である総長・副総長が三役のミーティングに同席し、打ち合わせをします。
この間、他の塾生は登校準備を整え、授業に遅れないように出発します。

ここまでが朝の行事となります。

     

夜の行事

  • 開板(かいはん)

夜七時の開板です。この開板が門限の合図です。
それと同時に、薬石の鳴らし物の始まりです。


  • 薬石前点呼

開板がなる前に、ホールに整列して開板と柝が鳴り終わるのを静かに待ちます。
ここで、お互い全員いるか確認しあいます。
部活や授業などで門限に間に合わない人もいますが、それらの人は粥座同様、二番座が用意されています。

  •  柝(たく)

柝もまた時間を知らせるためのものです。
柝を鳴らすことで、薬石の支度、茶礼の準備ができたことを知らせる役割もあります 。



  • 薬石(やくせき)
 
薬石は夕食のことです。美味しいおかずや典座が作ったご飯とお味噌汁があります。
日曜日は毎週カレーの日です。 もちろん典座が作ります。


  • 講座(こうざ)

講師の先生をお呼びして、色々なことを学びます。
大学の先生や、またこの講座の為に来ていただくご住職様方もおられます。
学校の授業とは違い、専門的な内容が多いです。


  • 入堂(にゅうどう)

夜の坐禅の時間です。まもなく、一日が終わろうとしています。
聖僧さん(禅堂を司る仏様、文殊菩薩)が塾生を見守ります。
しっかり坐って、一日を振り返って また、明日からの気を引き締めます。


  • 開定(かいちん)

夜の坐禅の止静(しじょう)が切れると、三回目の開板が鳴り、寝る前のお経を唱えます。
お経は仏頂尊勝陀羅尼、消災呪、そして中峰和尚座右銘か、大慧禅師発願文を大きな声で唱えます。
最後に直日さんの声に合わせて、就寝の挨拶で一日が終わります。


  • 守夜(しゅや)

解定終了後、当番の人が守夜を行います。
大きな声で、夜の伽藍を鎮護する仏の真言を唱えながら、火の元・戸締まりなどの確認をし、禅塾周辺を見回ります。
最後に、三役に守夜の見回りの報告を行って終了です。

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